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Olivemama's Blog

逆子、自然分娩しました

  • olivemama
  • 2017年7月16日
  • 読了時間: 6分

今日は私の出産レポを書きたいと思います。

二人目はごく普通の出産だったのですが、一人目の出産は、逆子を帝王切開ではなく自然分娩するという、ごくまれなケースだったのです。

貴重な経験だったので、もし、これから「逆子を経腟分娩する予定です!」という方がいたら、何か安心材料になればと思い、4年前のことなんですが思い出して書くことにしました。

さてこの出産、結論から言うと、自然分娩できる条件さえ揃っていれば、医師と助産師の言うとおりにやることで、きっとうまくいく。ということです。

『案ずるより産むが易し』とよく言いますものね。

産むまではどんなお産も不安です。

私の場合めずらしい出産だったので余計不安でした。

いろいろ調べたらリスクもあるっていうし、赤ちゃんは大丈夫かな。とか、途中で緊急帝王切開とかになるんじゃないかな。とかいろいろ。

ほんと頭の中ぐるぐる考え続けました。

でも悩んでる場合じゃなかった。

お産って究極の大仕事。

ママになる私が頑張って産まなきゃならないんです!

そもそも、医師も自信がなければ、逆子を自然分娩なんてさせてくれません

産んだ後、看護師さんに「逆子を下から産ませてくれる病院、香川県ではここだけなんですよ。ラッキーでしたね」って言われました。

そうなんですよね、本当に少ないらしいです。

それだけリスクがあるのに、経腟分娩にのぞむってことは、先生も経験と自信があるからこそ。

「ごくまれ」といっても、私が出産した病院では逆子もきょくりょく自然分娩だそうで、年間20件ほどもやっているという大学病院でした。

担当医がおっしゃるには、「日本では逆子の自然分娩はリスクとされているが、世界的にはどちらが安全か答えはまだ出ていない」だそうです。

どんなリスクがあるのか?

赤ちゃんの一番大きい部分、頭や肩が最後に出るということ、これが一番のリスク要因です。

胎児のお腹と胎盤をつないでいる臍帯(さいたい)が、最後まで長く挟まれているので圧迫されます。

つまり、圧迫される時間が長くなると、酸素が脳に行かず、胎児にとって大きな負担となり、障害がでるというリスクです。

メリットはあるのか?

これは逆子に限らず、自然分娩のメリットは帝王切開しなくて良いということ。

帝王切開だと、後の痛みはもちろんのこと、二人目以降のお腹の負担があります。(前置胎盤、癒着の問題、子宮破裂など)

だからといって、帝王切開がリスクとは言えませんし、どちらが良いかはケースバイケースだし、病院にもよります。

それから、赤ちゃんの呼吸の自立という点では、産道を通って出てくる方がよいそうです。

赤ちゃんは産道を通る時に羊水を吐き出しながら外の世界に出てくる準備をしているのですね。

肺に羊水が残ってしまうと、新生児一過性多呼吸になりやすくなります。

(でもこれは通常2、3日でおさまり、障害が残ることはあまりないそう)

逆子を治す方法はあるの?

病院で指導されるのは「逆子体操」ですよね。

私も頑張ってやってましたが、お腹が大きくなってくると結構しんどいんですよ 汗。

逆子を治すためのお灸もあるそうです。(私もしようと思ったがなぜかしなかった)

鍼灸による逆子の矯正率は89パーセントだそうで、試してみる価値はありでしょう。

外回転をしてくれる病院もあるようです。

私の母は、3人目出産の時逆子で、医師がお腹をぐるぐるさわって回転させてくれたそうです。

ただしせっかく逆子を直しても、またもどる可能性もあり、臍帯巻絡などのリスク

もあるそうなので、施術してくれる病院は今は少ないと思います。

ここからは私の「逆子自然分娩」の体験レポです▼

2013年1月12日、22時ごろ

「おしるし」にしてはちょっと多い出血、心配になり病院に電話すると、「一度帰ってもらうようになるかもしれないけど、入院の用意をして来てください」とのこと。

病院に着き、内診してもらう。

出血が多いのはお腹の中のどこか血管が切れているかもしれないとのこと、不安でしょうからと入院させてくれた。

そうこうしているうちに朝の4時ごろから陣痛始まる。

順調に進み、陣痛の間隔も20分...10分...5分......とゆっくりながらも進む。

陣痛痛すぎて、もー無理とか言いそうになる。汗

いよいよ先生が呼ばれた。

先生はリラックスさせようとしてくれてるのか、笑顔で話しかけてくれるが余裕なし。

分娩室に入る

助産師さんは「普通の出産と同じですよ。大丈夫」と言ってくれた。

最後はお腹を押して赤ちゃんを外に押し出すという話だったので、医師は二人、プラス研修医もいました。

また、胎児にリスクのある出産なので、小児科医もスタンバイして胎児の心拍などをモニターでチェックしてくれている。

万全だ。

夫も横について見守ってくれた。

本当に見守ってただけ(^^;;

はじめのいきみは、わりとゆっくり、いきみ切らずに、ウーー(いきむ)、クン(息を吸う)、フーー(息を吐く)、ウーークン、フーー。

陣痛の波に合わせて、ひと休み(お茶を飲んだり)しながらゆっくりめに。

私の赤ちゃんは足を上にあげたVの字状態でお腹にいたので、そのままの姿勢でお尻からまず出て、それから足と胴体が出てという感じでした。

最後は赤ちゃんの体で一番大きい部分、肩とお腹を一気に出します。

先生の「はい、最後だよ。ここからはおもいっきりいきんでいいよ」でおもいきっていきみました。

息つぎをしながら、二、三回いきんだところで、医師が押し出します。

男性の医師が両手で私のお腹を押して、胎児の頭のてっぺん側からお腹の外へと押し出していく、もう一人の先生が胎児を引っ張り出す。

結構お腹を強くされたので、やめてくれーと手を払いのけたい気持ちでした。汗

そして、つるんっ。

出たー!!!!!!

「おぎゃー」

「元気な男の子ですよ!おめでとうございます」

やったあー 生まれた!!!!!!

3182グラムの元気な男の子が産まれてきてくれました。涙

「◯◯さん、上手だったよー」と先生が褒めてくれました。

赤ちゃんの心拍も一度も下がることなく、「生命力の強い子だよ」とも言ってもらえました。

感動の瞬間でした。

感想とまとめ

逆子だからといって、特別なこととかコツはありません。

私は先生の言うとおりにしただけでした。

そう、医師と助産師がリードしてくれて、そのとおりにしていれば大丈夫です。

逆子に関係なく、出産で私が気をつけたことといえば、体を冷やさないこと。

お腹周りや、足をしっかりと保護して冷やさないようにしました。

出産の時も膝下まである厚手の靴下をはいてました。

出産ってものすごい体験です。

不安と恐怖と痛みも伴うけれど、その後にあの感動と幸せがやってくるのですから。

こんなすばらしい経験をあたえてくれた神様に感謝します。

このブログを読んでいる妊婦さんへ

あなたの出産が、感動と祝福に包まれますように!

おわり

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